あおまる3210のブログ

ヨレヨレ子育てと、ゆるゆるアウトドア

女であるという認識

私のジェンダー認識は、心身ともに女、で間違いないと思う。たぶん。

 

でも、女らしいとか、女扱いされるとかされないとか、そのあたりの話題がどうも苦手。

何というか…自分が女を語るのはおこがましいというか、何か違う気がするというか。

女性の少ない職場で長く働いているので、考え方が“名誉男性”っぽくなってるのかも知れない。とても不本意だが。

 

それと、あまり自虐するのは良くないけど、私は見た目が女性らしくない。背も高いし、出るとこ出てないし、あと、声も低い。ショートカットに、パーカー&ジーンズ姿だと、女子トイレでおばちゃんにジロジロみられるほど😰

 

実際のところ、これが私があまり女性側で語れない1番の理由だと思う。

 

それに加えてもう一つ、思い出してしまう出来事がある。小学校高学年の頃の話。

うちの町内はとても子どもが少なく、同学年も数えるほどしかいなかった。

その中に、とても活発で明るい同級生の女の子がいて、彼女は大人たちにも人気者。

ある日、子ども会の何かのイベントで、彼女が来れなかったことがあった。

きっと、その時の私は、彼女の代わりをやらなきゃいけないと、無意識に思ったんだと思う。それか、彼女がいない時に、そのポジションを味わってみたいと思ったのか(笑)

私にしては割とハイテンションで、町内のおじちゃんと話してた。楽しかったと思う。

だけどその帰り道、一緒に参加していた母が私に「何アンタあの態度。みっともない」と言った。私に対する嫌悪混じりの。

突然で正直「え?」と思ったんけど、私がおじちゃんに媚びているように見えたんだろうか。たぶん、そういうことなんだろうと、その時思った。全くそういうつもりはなかったけれど、言動としては実際そうだったのかもしれない。

そう思うとたちまち私は恥ずかしくなって、自己嫌悪に包まれた。

私はそういうふるまいをしてはいけない人間なのだなと、自然と心に刻まれた。

別に、このことで母を責めたいわけではない。本当に媚びていたのなら、それはやめさせるべきだ。ただ、こんな些細な出来事が、私自身の認識を形作り、今もなお、少なからず影響を与えている。

勝手に囚われているのは私。とはいえ、結婚して子どももいるのだし、特に問題ないのだけど。

けれど…娘2人の親として、親は意図せず容易く子どもの精神をゆがめることがあるということを、忘れてはいけないと思う。

 

女性として扱われることに何の疑いも持たずにすむ人が、正直なところ、私はうらやましい。